|
■'02-09-10の手記より 現実が現実以上に現実的 あまりに現実すぎて 現実に生きることをひどく怖れる 幻想や妄想、夢のセカイに飛び込んだ時 その、心地好さ 穏やかさ... 安定な精神とはいかなるものか ただ 現実に生を受けたあたしが なさねばならぬことは 現実的に生きる すなわち 万人と共通の目的をもって、 生から死までの数十年を 所属社会に順応し、 そしてそのコミュニティの従順な一員として 多かれ少なかれ社会に貢献し、 義務責任その他を負い 国家の定めた法を犯すことなく生きる 生きる 生きる? しかし生きるとはいかなるものか ■'03-02-20の手記より 母が言った。 人は、泣くから悲しくなる。 涙が出るから悲しく、淋しいのだと。 私の嫌いな言葉だ。 生理学上、それが事実だとしても 認めたくはない。 よって 人は、悲しいから泣く。 悲しくて、淋しいから涙が出るのだ。 太陽も月も そこに在るのが当たり前のように 思われているが、 ふと考えれば不思議なものだ。 なぜそこに在るのだろう。 本当はそこに在るのではなく 事実、 物体として彼方に存在するものであるが、 しかしなぜ、"そこに在る"のだろう。 私は、寒いから、 あえて上着を脱ぐ。 そして星を眺める。 |